スクラムフェスニセコ2023に参加してきました #scrumniseko

スクラムフェスニセコ2023に参加してきました #scrumniseko

11/2-3にヒルトンニセコビレッジで宿泊込みで行われたスクラムフェスニセコ2023のイベントレポートです。
Clock Icon2023.11.09

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こんにちはCX事業本部Delivery部のさかじです。 11/2-3にヒルトンニセコビレジで宿泊込みで行われたスクラムフェスニセコ2023に参加してきました。一部ですが様子をお伝えしたいと思います。

Day1

オープニング

アジャイル札幌のいづさんから、今回のスクラムフェスニセコについて説明がありました。

  • なぜニセコなのか
  • やらないこと、新しくやること
  • 2日間の過ごし方
  • 行動規範
  • ビンゴ
    1列でもビンゴになるとニセコのお土産がもらえます。内容はスクラムフェスニセコに関連する内容がありました。

Keynote

内容がありすぎて(スライドのすべて話せなかった+オーバーランでした)すべてを書きと止めることもできず、自分の良いなとおもったところだけ上げておきます。

  • 自己紹介
    • さっぽろに来て今日で4日目
    • アジャイル札幌のメンバーといろいろ話しして、いろんな経験をして思い出していた。
    • @spring_aki
    • カタリスト
    • コーチ
    • 非忠誠の誓い

勉強したことへ盲信してしまう傾向があるので気をつけたいと思いました(さかじメモ)

  • 運営メンバが楽しんている会に
  • 初めての環境
    • アムステルダムへ初めて行った、一緒にいる人とチケット買うことをやってみたら意外と行ける。
    • 初めてコミュニティに入ってきた場合、上と同じで一緒に過ごして暗黙知の伝達がされる
    • 誰も知っている人がいない、心細い
    • コミュニティに参加されたことがある人は是非繋がってサポートしてあげてほしい
    • 内輪の盛り上がりは、知らない人にとっては疎外感
    • サポートすることで、初めてさんかした人の離脱率が下がる
    • サポートは声をかけるだけでも十分、人とつなげるなど色々やるより、まずは声をかける(挨拶)
    • コミュニティによって温度が違うので、じぶんに合うコミュニティを探してほしい

いくつもコミュニティ参加していても緊張するし、何度か参加されている人から声をかけれられると助かるのはわかると感じました(さかじメモ)

  • コミュニティへの参加
    • 好きなタイミングで好きな距離感で、出るのも自由、入るのも自由
    • それぞれに必要な距離感で付き合ってほしい
    • 適度に休んでも良い
    • 好きすぎて、近づきすぎて身を焦がさないように、コミュニティを楽しみましょう

ここから本題

  • メッセージの受け取り方と取り扱い方
    • 心に響くのなら採用してほしい
    • ちょっと違うなら捨ててしまっても良い(可能ならどこかの箱に入れていてほしい)
  • 自分のことは、自分で決めていい
    • 普通だと思うけど、意外と気づくのに時間がかかる場合がある
    • 人の意見を聞いたとき、それを採用するのも自分
    • 自分で決めるのは大切
  • 人と人との関係性の中で大変なことが偶に起きる
    • 金銭、教育方針、価値観の不一致
    • DV, モノハラ
    • 性別、性的指向などなど
    • いじめ、行き過ぎたいじり
  • 感情に支配されている
    • 感情に支配されているときは認知困難
    • 筋トレ的に自分の感情に目を向けると、じごにどんなことが起きていたかわかるようになってくる
  • 感情知能(EQ)

EQとは「心の知能指数」とも呼ばれるもので、感情をうまく扱う能力のことです。

EQ(心の知能指数)とは?高い人の特徴や企業メリット、高める方法を紹介

  • NVC (非暴力コミュニケーション)
    • イライラの中に色々なものがある
    • むかつく、不愉快、不機嫌、などわかると解像度が上がるので、なぜイライラしているかわかってくる
    • 感情が今まで誤魔化してきたことがわかったりする

NVCとは

NVC(Nonviolent Communication=非暴力コミュニケーション)とは、1970年代に、アメリカの臨床心理学者マーシャル・B・ローゼンバーグ博士によって体系化され、提唱された、自分の内と外に平和をつくるプロセスです。

NVC Japan/NVCとは

  • 自分を知る
    • EQ
    • NVC
    • 手法は何でも良いと思う
    • 少しずつ味見して自分をあったものをさかしてみてください
    • 日常をドライブしながら、考えてみるのが良い

リファクタリング&リファインメントに近い気がする(さかじメモ)

  • 自分はまだまだ、もっとやらなきゃ
    • 自己肯定感を無理やり挙げなくて良い
    • 高い方が良いかもしれないけど、それが全てではない
    • 低い自分が好きでも良い
    • 「もっとやらなきゃ」と思う人はイマココを認識して認知してほしい
    • 足場をしっかりしないと、戻りたくても戻れない状況になってしまう
    • commit & push & taggingでタグ付けしておく不安定になっても戻れるように

OST

OST(Open Space Technology)とは?
Open Space Technology Introduction

- 参加者駆動形のカンファレンス - 当日に参加者全員でアジェンダを作ります - 自己組織的な場です

我々デリバリーマネージメントチームでも合宿でOSTを行いました参考

  • まずは参加者はアジェンダを作成して、壇上でテーマの説明します

  • 議論したい時間帯とテーブルを決めます。

  • 決められた時間内でテーマ合わせて議論します

私が参加したのは以下の内容です

品質ってさなんだと思う?

スクラム・アジャイル未経験メンバーとともに学ぶ方法

継続的なスプリントゴール達成

話すのに夢中になって付箋少なめでした。

OSTの結果

翌日撮影したので付箋がだいぶ剥がれています。

スポンサーセッション

スポンサーセッションは会社紹介の場だったのですが、その他に自己紹介あり、コミュニティ談義ありでした。

懇親会

OSTで色々お話をしたせいか、それほど時間もかからず色々なところで会話が始まりました。

食事しながら色々とお話しました。特に印象に残ったのは 「ハラスメント」は、お互い歩み寄って伝えることがないと、お互い気を使いすぎて良い結果を産まないのではないか?という仮説でした。

これはハラスメント受けてている人が、我慢してほしいという意味ではなく、
「ここまでは大丈夫か?大丈夫じゃないか?」
を確認できるなど、お互いが話し合える関係性重要ですよね。というお話をしていました。

OSTでもハラスメントの話題があったのですが、その流れもあり話題に上がったのでした。

懇親会後の懇親会

色々な話をしていました。他愛のない話、ここにはかけないような話、参考になる話などなど。皆さんありがとうございました。

Day2

突然始まるセッション

私は散歩に出かけていたので、Discord上でしか見えていなかったのですが突如セッションが始まるという楽しい展開がありました。

  • 参加者から声が上がる

  • 運営からすぐにOKが出る(その間約1分)

  • 開始される(声が上がってから約20分後)

突然始まるワークショップ

目を覚ましましょうという掛け声のもと、通常セッション前に始まりました。こちらは参加したのですが、朝から楽しいワークでした。

  • チェックイン
    • 名前と元気度(1~5)
  • リア・ハンド・ホップラー
    • 一つづつアクションを追加して、最終的に、失敗・詰まった人が抜けていく

単純な動きですが、「あれ?これで良かったっけ?」「自分飛ばされた?前の人?」など考えてしまいます。そうすると動きが止まったり、混乱してしまったりして終了してしまいます。

みんなで持ち寄るワークショップ / コーチズクリニック

  • コーチズクリニック とは
    カンファフェンス参観者が経験豊富なコーチから無料でサポート受けることができます。

  • みんなで持ち寄るワークショップ とは
    文字通り、参加者がやってみたいワークショップを持ち寄って行うワークショップです(これ自体がワークショップという位置づけだと思うので)

私はコーチズクリニックには参加せず以下のワークショップに参加しました。
参加したワークショップは以下の通りです。

Code Retreat(mini)

kiroさん 簡単なルールの説明

  • Coderetreat公式サイト
  • Coderetreat開催ガイド(有志翻訳版)
  • 2023/11/4 Global Day of Coderetreat 2023 in #tddyyχ

  • 意地悪なルール追加

    • if使わない、ループ使わない、分岐を使わないなど
    • kiroさんが好きなルール
    • テストを書いて、プロダクトコードは邪悪なコードを書く
  • 行けるところならランチスポンサーやります by kiroさん
  • まずは2setなど小さくやってみると良い

  • TDDを初めてやる場合の練習

    • まずプロダクトコードを書く
    • 仕様を満足するテストを書く
    • 間違って、プロダクトコードを消してて、プロダクトコードを書いてもらう
    • 次はテストコードを消して、テストコードを書く
    • といった具合に3回プロダクトコードを書き、それのみコミットして良い
  • kiroさんのプログラムの師匠の話
    • 大学時代の先生
    • 実施したい処理をまずPerlで書く
    • それをベースにC言語を使って同じ結果が出るようなコードを書く
    • 同じ結果になることを確認してPerlとC言語のコードをコミットする

感情のベンチレーションをやってみよう

こちらのワークショップは、感情のベンチレーションの説明、実演、ディスカッションが行われました。

感情のベンチレーションとは?
簡単に書くと「ガス抜き」です。今回は「怒り」にフォーカスしていました。
「ガス抜き」するために1対1で話を聞く、必要であれば「怒り」に関して深掘りしてもう少し話題を引き出したりします。
「怒り」にはパワーががありますので、聞く本人にも大きく影響を与えることがあります。
その点は、「聞き手はなるべく相手の話を聞き流す」ことが重要とのことでした。

これは「女子会と同じですね」という意見がでて、説明を聞いた男性陣が納得していました。
夫婦間で愚痴を聞く、飲み会で愚痴を言い合うというのも近いものがあるのかもしれませんね。

レゴでニセコのくつろげる家を作ろう

私はスクラムマスターとして参加しました。
ニセコのお金持ちが住む快適な家を作るプロダクトゴールを目指して、お子さん含めて3Sprintで完成させました。

1Sprint目は作ることへ集中していた開発メンバーですが、自然とモブでレゴを組み立てていました。

1Sprint目レビュー時に、暖炉の煙突、ニセコなので羊蹄山が見たいなどPOからフィードバックがありバックログが更新されました。

2Sprint以降は、メンバー間の協力が出始めて、お互いレゴのやり取りなど発生していました。

3Sprint目の直前にPOから急遽、
「ステークホルダーからピザ窯がほしい!」 という要望に、スコープ調整で「デリバリーはどうか?」「それほど使わないのではないか?」など意見が出ましたが、POはステークホルダーに確認せずに「必要です」という回答で、作ることになりました。

3Sprint目のレビューでステークホルダーが登場し、ピザ窯を大絶賛、POの意見は間違っていなかったとメンバー間で納得したのでした。

3Sprint目は時間がなかったため短いSprintでしたが、メンバー間の協力のして必要なPBIをこなすことができました。

  • 1Sprintごとに完了していくPBIの様子

  • Sprint中の試行錯誤

  • PO, 開発者、SM全員で完成したプロダクトと記念撮影

雑談

このスクラムフェスでは参加してもよし、周りで見ていてもよしということで、参加しないメンバー同士が雑談を行っていたので、色々と話しをしていました。

特に同じ札幌にオフィスを開いている方と、開発現場の様子、札幌の採用状況、自社プロダクト開発についてなどなど長く話し込んでいました。
また機会を作って共同の勉強会などできたらという話しになっていましたので具体的な内容へ作っていきたいと思います。

その他のワークショップ

参加しなかったワークショップの中にも色々楽しそうなものがありました。 参加していないためブログにはかけませんが、他の方のブログなどを参考にしていただけると幸いです。

クロージング

2日間をふりかえりながら終了しました。北海道からの参加者が半数、スクラムフェス札幌/ニセコに初参加の方が約半数など、運営の皆さんが参加してほしい層が参加してくださってよかったという感想をおっしゃられていました。

その他の方と話す

個人スポンサーでもあるaki-mさんとお話をしていました。
去年のスクラムフェス札幌ではお話できず今回始めてしっかりお話をさせてもらいました。
主にブロクに関してでした。きっかけは、aki-mさんはものすごくインプットしてアウトプットされるので、どんな感じで書いているのかが気になったのでお話したのですが、
ブログを書いていたら記憶力(人が話したことを覚えておく力)が上がってきているということを聞いて、驚くと同時に「議事録書くのも得意そうですね」などと、関連しているか微妙なお話をしてしまいましたw。

すでにスクラムフェスニセコ関連のブログを投稿されています。

チェックアウト

参加者が気持ちを付箋に残されていきました。またどこかで集まって感想戦や新しいワークショップやりたいですね。

参加してのふりかえり

2日間に渡るイベントを走り終えての感想です。

  • 運営の皆さんには何度もお伝えしたいのですが、本当に素晴らしいスクラムフェスをありがとうございました
  • 運営の皆さんが楽しんでいるのが本当の良いイベントだったと思いました
  • それなりに高額&ニセコへ来るということで、参加者皆さん熱量高くお話ができとても良い時間が過ごせました
  • きちんとお話したくて、お酒を控えめにしておいたのですが良い選択でした

参考サイト

最後に

内容がもりだくさんになってしまい、書いても書いても終わらないブログになってしまいました。
スクラムマスターへロールを変えて初めての年で、経験も全く足りないため色々な経験を得ようと、家族の許可をとり参加してきました。今後にどのくらい活かせられるかは自分次第ですが、色々お話していただいた参加者の皆さん、運営の皆さん本当にありがとうございました。
最後になりましたが、このイベントを企画運営してくださったアジャイル札幌及び関連の皆様、参加者の皆様、本当にありがとうございました。

数々の写真は運営から提供頂いたものです。こちらもご提供ありがとうございました。

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